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木造住宅のメリットについて

2019.02.07

木造か、鉄骨かといったように、どのような構造の家に住むか迷われている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、木造の家の4つのメリットについてご紹介していきます。

□快適な環境
*調湿効果がある
木には、そのときの環境に合わせて、吸湿・放湿してくれるはたらきがあります。
冬のように、空気が乾燥しやすい時期には、蓄えていた水分を放出します。
一方で、湿気の多い時期には、空気の水分を吸収し、結露やカビの対策にもなります。

*断熱性がある
鉄骨やコンクリートと比べると、木は断熱性が高いです。
外部からの熱を遮り、内部の熱が外部に逃げにくい素材なので直接触れる場所に木を使うと心地よく感じられます。
建物の断熱性能自体は床、壁、天井の断熱材の性能によって決まりますので、木造だから断熱性が高いということではありません。

*癒される
木には、リラックスやストレス解消の効果がある成分が含まれています。
また、いやな臭いを消臭する清浄効果や、音に丸みや深みを持たせる聴覚の癒し効果もあります。
壁、床、天井に木の仕上げを使ったり柱梁などの構造材を現しで使った場合、木目による視覚的な癒しがあり、日々の精神的な疲れを癒してくれるでしょう。

□強度が高い
木は、鉄骨といった他の材料と比べて、優れた強度があります。
例えば、同じ重さのコンクリートと比べると、木材は約400倍の曲げ強度があり、約10倍の圧縮強度があります。
木造建築は強度が弱いイメージを持っていて、驚かれた方もいらっしゃると思います。
日本最古の木造建築と言われる法隆寺を見ても分かるように、設計やメンテナス次第で長年使い続けることもできます。
耐火性についても考慮した設計とすることにより、火事が起きてもその被害を遅らせることができます。

□設計の自由度が高い
木造建築は、間取りを変えたり増築がしやすいです。
そのため、ライフステージの変化に合わせた、柔軟な対応がしやすいのです。
子供が増えたり、家族構成が変わる可能性のある方にはおすすめできます。

□環境に優しい
木造建築は建てる際にエネルギー消費が少なく、温室効果ガスの発生を抑えられます。
これは、環境保全にもつながります。

今回は木造の家に住むメリットについてご紹介しました。
木造の家には、たくさんのメリットがあることをご理解いただけたでしょうか。
この記事を参考にしていただけたら幸いです。

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自然素材のメリットとデメリット

2019.01.31

鎌倉で家を建てようと、検討している方はいらっしゃいませんか。
家を建てる際、どの素材を取り入れるか選ぶ必要があります。
近年では無垢材や漆喰などの自然素材を取り入れた家が増えていますが、どういった特徴があるのか分からず思い切れない方もいらっしゃると思います。
今回は自然素材のメリットとデメリットをご紹介していきます。

□自然素材のメリット
*健康や環境にやさしい
新築やリフォームの際に起こりやすいシックハウス症候群ですが、自然素材を取り入れることは有効な対策になります。
特に小さなお子さんがいるご家庭は安心できるでしょう。
自然素材には有害物質が含まれていないものが多く、健康面だけでなく、地球環境にもやさしいものも多くあります。

*調湿効果や脱臭効果がある
近年では高気密、高断熱の住宅が増えており、換気システムによっては室内が乾燥しすぎてしまう可能性があります。
自然素材である無垢材や漆喰などを多く使用することにより、過度な乾燥を和らげ快適な湿度を保ってくれます。
特に珪藻土や漆喰などを使用した左官壁や紙クロスは調湿効果があり、いやな臭いを吸収する脱臭効果もあります。

*癒し効果がある
自然素材を使用した家では、自然素材本来の色味や風合いを楽しめます。
特に、無垢材の木の香りは、日々の精神的な疲れを和ませてくれるでしょう。

*断熱性がある
無垢材は、断熱性や調湿性があります。
自然素材の家を建てる際は、家全体としてこの性質を活かせるような気密性、断熱性を考えてみてください。
冬は暖かく、夏はひんやりと涼しく過ごせることにつながります。

□自然素材のデメリット
*価格が高い
自然素材を使う場合は、手間と時間がかかってしまうため、どうしても価格は高くなってしまいますが、これから数十年間住むと考えれば、価値のある素材ではないでしょうか。

*キズや汚れがつきやすい
自然素材なのでどうしてもキズがついたり、変色してしまうことがあります。
しかし、そういった自然素材ならではの変化が、良い味になると感じられるかもしれません。
また、汚れがついたら水拭きではなく乾拭きをしたり、ヤスリを使ってキズをなめらかにしたり、オイル塗やワックスがけなど適切なメンテナンスをすることで、愛着も増していき自然素材を長持ちさせられます。

今回は、自然素材のメリットとデメリットをご紹介しました。
自然素材にはデメリットはあるものの、多くのメリットがあることをご理解していただけたでしょうか。
この記事を参考に自然素材を使った家で、それぞれの特性や手間を楽しみながら生活していただけたら幸いです。

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漆喰の特徴について

2019.01.28

漆喰で仕上げた家に住みたいと考えている方も多くいらっしゃいます。
今回は漆喰の特徴について紹介していきます。

□漆喰とは
漆喰は、消石灰を原料とした建材で、壁の仕上げに使われます。
つるつるとした触り心地で、世界遺産や国宝の社寺建築物によく使われている、伝統的な素材です。
漆喰は消石灰が原料ですので基本的に白色です。

□漆喰の特徴
*手入れがしやすい
最近の住宅には、コスト面からビニールクロスを接着剤で貼って仕上げることが多いですが、劣化しやすく定期的に張り替える必要があります。
一方で、漆喰は時間が経っても劣化しにくく、経年によるクラックや割れなど補修して使い続けることができます。
また、静電気によるほこりやゴミが付着しにくい点も手入れの上でメリットです。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、壁に落書きをして汚れてしまう可能性があるため、心配に思われる方もいらっしゃると思います。
ビニールクロスであれば張り替える必要がありますが、漆喰の場合、上から薄く上塗りすればきれいになります。
ちょっとした汚れであれば、消しゴムでも消せます。

*調湿効果がある
漆喰は調湿効果を持っています。
空気が乾燥し、湿度が低くなれば、蓄えていた水分を放出してくれます。
一方で、湿気の多い時には、余分な水分を吸収してくれるため、結露やダニが発生する予防につながります。
また、部屋のいやな臭いをとってくれる脱臭効果もあります。

*耐火性に優れている
建築基準法の中で不燃材料として認められているほど、漆喰は耐火性に優れています。
そのため、もし火災が起こっても、部屋全体に燃え広がりにくいです。
防火対策として取り入れてみるのも、おすすめです。

*手間と時間がかかる
漆喰は一般的にはつるつるとした仕上がりのイメージです。
材料費はそこまでではありませんが、フラットな仕上がりにするためには手間と時間がかかってしまうため、どうしても施工費が高くなってしまいます。
先述しましたが、ビニールクロスは定期的な張り替えが必要な一方、漆喰はその必要がありません。
コストを長期的な視点でみると、ビニールクロスと大きくは変わらないと考えられます。

今回は、漆喰の特徴についてご紹介しました。
漆喰には長い歴史があり、様々なメリットがあることをご理解していただけたでしょうか。
ぜひこの記事を参考にし、家を建てる際に、漆喰を取り入れていただければ幸いです。

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和風モダンな住まいについて

2019.01.10

近年、和風モダンな家づくりが注目されています。
そこで今回は、和風モダンな家づくりについてご紹介します。

□和風モダン
*「和風」・「モダン」のイメージ
皆さんは、和風モダンという言葉からどのようなイメージを連想できますか。
まず、和風という言葉から日本の伝統的な建築様式をイメージしたのではないでしょうか。
深い軒、木の柱や梁、垂木といった構造材がそのまま見え、障子、襖、土壁などからできている住宅などです。
そして、モダンというのは「近代的な」という意味を持っています。
コンクリート、鉄、ガラスなどでつくられた、洗練されたモダンデザインを連想させます。

*相反する和風モダン
和風モダンは、古き良き日本の文化や慣習を連想させる「和風」と、対照的と思われる意味合いの「モダン」両方を兼ね備えた言葉です。
一見矛盾と思われる言葉ですが、モダンで求めた「柱・梁による開放的な空間」が伝統的な日本の建築で実現されていたということで、時代性として相反しながら相乗効果を生み、和風モダンというインテリアが独特なインテリアとして注目されるようになりました。

*和風モダンの効果
和風モダンでは、木を使ったあたたかみのある和風デザインと洗練されたモダンなデザインが混在し、互いに協調します。
例えば、漆喰などの白を基調としたインテリアに無垢材の存在感のあるテーブルとYチェアそしてルイスポールセンのペンダントライト。背の低い大型ソファとガラステーブル、木の扉や障子、格子など和を感じさせるインテリア要素が組み込まれているようなリビングダイニング。
これは、和風とモダンが互いに協調しあっているため、一種の和風モダンと言えます。
この場合、白をメインカラーとしたお部屋から明るく清涼感を味わうことができ、和のインテリア要素から落ち着きのある雰囲気を演出できます。さらに大きく開いた窓から、深い軒の先に緑濃い庭園が見えたりすると、凛とした佇まい雰囲気の家になります。

今回は、和風モダンについてご紹介しました。
和風モダンはご年配の方にも受け入れやすく、終の棲家や二世帯住宅を考えている方にはよいかもしれません。
家づくりをされる際は、ぜひこの記事を参考に、和風モダンなデザインも考慮してみてはいかがでしょうか。

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木造の家のメリット・デメリット

2018.12.13

住宅には、主に木造・鉄骨造・鉄筋コンクリートの3つの構造があります。
それぞれの構造において様々なメリット・デメリットがあります。
家づくりを始める際には、これらの特徴を把握しておくことが大切です。
今回は、木造住宅についてご紹介します。

□木造住宅のメリット
*吸湿性が高い
一般的に言われる木造住宅は木造軸組み工法の建物を指し、柱、梁、構造床などに木材を使用します。
木材は、空気が乾燥している時は水蒸気を放出し、空気の湿度が高いときは水蒸気を吸収してくれます。そのため、他の構造の住宅に比べて吸湿性に優れているといわれています。

*健康的である
無垢の木材を多く使用し、天然由来で低化学物質建材を使用することによる健康住宅を目指すことも可能です。
木の香りによってリラックス効果があることも知られています。
お子様がアレルギー体質で、より健康的な生活を送りたいという方には上記のような木造住宅がおすすめです。

*自由度が高い
軸組み工法の木造住宅では、強度を保つための構造がしっかりしていれば、デザインや間取りなどはある程度自由に設計できます。
リフォームにも対応しやすく、生活の変化にも柔軟に対応できます。

*建設地を選ばない
木材は他の建材に比べて軽量なため車や重機が入れない敷地でも建設可能です。
その他工法より比較的安価で建設可能な場合が多いのも木造住宅のメリットです。

□木造住宅のデメリット
*耐久性が低い
減価償却資産の耐用年数等に関する省令において、構造別に耐用年数が公開されています。
一般的に、他の構造の住宅と比べると木造住宅の耐久性は低いとされています。
最近では減価償却期間が過ぎた古民家と言われる木造住宅に耐震・断熱改修を施し再生することも多くなりました。

*シロアリ被害
どれだけ品質の良い住宅を建てても、シロアリなどの害虫による被害に遭う可能性はなくなりません。
シロアリが建材を侵食してしまうことによって、家の強度が低くなってしまうこともあるためシロアリ対策が必要です。

*耐震性
日本の住宅は大きな地震が起こるたびに、その耐久性の基準が厳しくなっています。
そのため、他の構造と比べても耐震性に関しては大きな違いはないと言えます。
しかし、定められた耐久性の基準では耐えられないような地震が起こる可能性はゼロではありません。
どの工法を採用するにしても耐震性を考慮した家づくりは大切です。

今回は、木造住宅のメリットとデメリットについてご紹介しました。
ぜひこの記事を参考に、木造住宅を建てる際は、ご紹介したメリットとデメリットがあることを把握しておきましょう。

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