CH6

Concept
敷地はバス通りから1本入った逗子市街地、南側4m道路から1mほど上がった平坦地。用途地域上三方は建物に囲まれるため中庭型プランとし、防火壁に囲まれた中庭にLDKの大開口を開く設計。
天井高3.7mのLDKから軒を1.3m張出し、チークを天井面から軒裏へ、石貼り壁を内部から外部へ貼り延ばすことで中庭とLDKが一体化し、人目を気にすることなく外部を感じることができる。リゾートホテルのような質感を目指し上質感漂う砂岩水磨き大判と黒雲母の紋様がある粘板岩割れ肌を壁一面に、床を120幅のチーク無垢材を簾貼りとし手技と素材が響き合う空間となった。
ファサードはチーク貼軒天が特徴となるよう1、2階とも1m張出しとし、チーク貼外壁にスチールパネル、塗装外壁の一部を花ブロックとしてリゾート感を演出。2階ジムはチークヘリンボーンに個性的な柄の輸入クロス、ルーフバルコニーは船大工施工のチーク甲板にジャグジーを設置。
中庭造園は雑木をメインに緑が溢れるイメージとして山採れモミジ、ソヨゴ、ヒメシャラ、ディクソニアを、アプローチはドライガーデンとしボトルツリーをシンボルツリーにサボテン、ユッカ、アガベなどを植栽した。フローリング無垢床の木くばりを施主が行うなど、一緒になって作品づくりを手伝わせていただいた。