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自然素材のメリットとデメリット

2019.01.31

鎌倉で家を建てようと、検討している方はいらっしゃいませんか。
家を建てる際、どの素材を取り入れるか選ぶ必要があります。
近年では無垢材や漆喰などの自然素材を取り入れた家が増えていますが、どういった特徴があるのか分からず思い切れない方もいらっしゃると思います。
今回は自然素材のメリットとデメリットをご紹介していきます。

□自然素材のメリット
*健康や環境にやさしい
新築やリフォームの際に起こりやすいシックハウス症候群ですが、自然素材を取り入れることは有効な対策になります。
特に小さなお子さんがいるご家庭は安心できるでしょう。
自然素材には有害物質が含まれていないものが多く、健康面だけでなく、地球環境にもやさしいものも多くあります。

*調湿効果や脱臭効果がある
近年では高気密、高断熱の住宅が増えており、換気システムによっては室内が乾燥しすぎてしまう可能性があります。
自然素材である無垢材や漆喰などを多く使用することにより、過度な乾燥を和らげ快適な湿度を保ってくれます。
特に珪藻土や漆喰などを使用した左官壁や紙クロスは調湿効果があり、いやな臭いを吸収する脱臭効果もあります。

*癒し効果がある
自然素材を使用した家では、自然素材本来の色味や風合いを楽しめます。
特に、無垢材の木の香りは、日々の精神的な疲れを和ませてくれるでしょう。

*断熱性がある
無垢材は、断熱性や調湿性があります。
自然素材の家を建てる際は、家全体としてこの性質を活かせるような気密性、断熱性を考えてみてください。
冬は暖かく、夏はひんやりと涼しく過ごせることにつながります。

□自然素材のデメリット
*価格が高い
自然素材を使う場合は、手間と時間がかかってしまうため、どうしても価格は高くなってしまいますが、これから数十年間住むと考えれば、価値のある素材ではないでしょうか。

*キズや汚れがつきやすい
自然素材なのでどうしてもキズがついたり、変色してしまうことがあります。
しかし、そういった自然素材ならではの変化が、良い味になると感じられるかもしれません。
また、汚れがついたら水拭きではなく乾拭きをしたり、ヤスリを使ってキズをなめらかにしたり、オイル塗やワックスがけなど適切なメンテナンスをすることで、愛着も増していき自然素材を長持ちさせられます。

今回は、自然素材のメリットとデメリットをご紹介しました。
自然素材にはデメリットはあるものの、多くのメリットがあることをご理解していただけたでしょうか。
この記事を参考に自然素材を使った家で、それぞれの特性や手間を楽しみながら生活していただけたら幸いです。

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漆喰の特徴について

2019.01.28

漆喰で仕上げた家に住みたいと考えている方も多くいらっしゃいます。
今回は漆喰の特徴について紹介していきます。

□漆喰とは
漆喰は、消石灰を原料とした建材で、壁の仕上げに使われます。
つるつるとした触り心地で、世界遺産や国宝の社寺建築物によく使われている、伝統的な素材です。
漆喰は消石灰が原料ですので基本的に白色です。

□漆喰の特徴
*手入れがしやすい
最近の住宅には、コスト面からビニールクロスを接着剤で貼って仕上げることが多いですが、劣化しやすく定期的に張り替える必要があります。
一方で、漆喰は時間が経っても劣化しにくく、経年によるクラックや割れなど補修して使い続けることができます。
また、静電気によるほこりやゴミが付着しにくい点も手入れの上でメリットです。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、壁に落書きをして汚れてしまう可能性があるため、心配に思われる方もいらっしゃると思います。
ビニールクロスであれば張り替える必要がありますが、漆喰の場合、上から薄く上塗りすればきれいになります。
ちょっとした汚れであれば、消しゴムでも消せます。

*調湿効果がある
漆喰は調湿効果を持っています。
空気が乾燥し、湿度が低くなれば、蓄えていた水分を放出してくれます。
一方で、湿気の多い時には、余分な水分を吸収してくれるため、結露やダニが発生する予防につながります。
また、部屋のいやな臭いをとってくれる脱臭効果もあります。

*耐火性に優れている
建築基準法の中で不燃材料として認められているほど、漆喰は耐火性に優れています。
そのため、もし火災が起こっても、部屋全体に燃え広がりにくいです。
防火対策として取り入れてみるのも、おすすめです。

*手間と時間がかかる
漆喰は一般的にはつるつるとした仕上がりのイメージです。
材料費はそこまでではありませんが、フラットな仕上がりにするためには手間と時間がかかってしまうため、どうしても施工費が高くなってしまいます。
先述しましたが、ビニールクロスは定期的な張り替えが必要な一方、漆喰はその必要がありません。
コストを長期的な視点でみると、ビニールクロスと大きくは変わらないと考えられます。

今回は、漆喰の特徴についてご紹介しました。
漆喰には長い歴史があり、様々なメリットがあることをご理解していただけたでしょうか。
ぜひこの記事を参考にし、家を建てる際に、漆喰を取り入れていただければ幸いです。

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部屋が広く感じられる家具配置のコツ

2019.01.24

鎌倉に、家族で住むための家を建てようと検討している方はいらっしゃいませんか。
家族がゆとりを持って暮らせるためにも、部屋は広く感じられる方が良いですよね。
家具配置の工夫次第で、部屋を広く感じるようにできます。
今回は部屋が広く感じられる家具配置のコツをご紹介していきます。

*自分の目線より低い家具で揃える
家具を並べる際に、自分の目線より低い家具を揃えることで、視界が良好になり、圧迫感を感じさせません。
荷物が多い家庭は収納するのが大変かと思いますが、実践できれば、部屋の雰囲気を大きく変えられます。
これを機に家具を整理し、不必要だと感じる家具は処分してみてはどうでしょうか。

*床ができるだけ見えるようにする
部屋に家具がたくさん置いてあると、圧迫感があり、部屋が狭く感じられます。
逆に置かなさすぎると、殺風景な雰囲気になります。
目安として、床の3分の2の部分が見えていると、部屋がすっきりとし、広く感じられます。
家具が多い場合は、床が見えるガラス製のテーブルや足元のすっきりした家具を利用するのもおすすめです。

また、家族全員分の椅子を置くとなると、かなりの床を占有してしまいます。
そのため、床に座るスタイルやベンチを取り入れてみるのも、床をなるべく広く見せる方法の1つです。
家具はなるべく壁際のスペースを利用し、まとまって置く方が中央のスペースにゆとりができ、すっきりと見えます。
この際、4方向の内の1つの壁は何も置かず、飾らないようにすると部屋全体が広く見えます。

*並べて配置する家具の高さと奥行きを揃える
並べて配置する家具の高さや奥行きが違っていると、乱雑な印象になり部屋が狭く感じられます。
家具のサイズが違っている時は天板を使ったり、奥行きの浅い家具を手前に出して揃えます。
ちょっとしたことで部屋の印象が大きく変わるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

*遠近法を利用する
背の高い家具は手前に、低い家具ほど奥へ配置するようにしましょう。
遠近法をうまく利用することで、奥行きが広く感じられます。

今回は、部屋が広く感じられる家具配置のコツをご紹介しました。
家族がゆとりを持って住むための家を建てたい方は、ぜひこの記事を参考にして家具を配置していただけたら幸いです。

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落ち着いた内装のつくり方について

2019.01.21

鎌倉に落ち着いた雰囲気の家を建てたいと考えている方はいらっしゃいませんか。
落ち着いた雰囲気の空間で過ごすことで、仕事や悩ましい人間関係をひとまず忘れ、リラックスできそうです。
今回は落ち着いた雰囲気の家をつくるための、内装のポイントをご紹介していきます。

*部屋の色選び
部屋全体のテーマを決めて、それに沿った色を選ぶと、まとまりのある部屋づくりにつながります。
部屋の色は3色まで。
3色より多くの色を使ってまとまりのある空間を作るには高度なセンスが要求されます。
まずは床、壁、天井、家具などの色を3色(近い色味は同色とみなすとして)でまとめて、椅子やファブリック、照明器具、置物などでアクセントをつけるようにしましょう。

*カーテンと壁の色選び
カーテンと壁を同色系にすると、部屋に奥行きがでて、落ち着いた部屋になります。
一方で、反対色にすると、カーテンが目立ち、壁とともに迫りくるような感覚になってしまうかもしれません。
もし、白のカーテンと白の壁にして、単調すぎると感じるのであれば、家具選びで工夫してみることもおすすめです。

*低い家具を選ぶ
自分が座った時の目線の高さより、低い家具を配置することで、落ち着ける空間がつくれるだけでなく、部屋を広く見せられます。
リビングで過ごすことが多い方にとっては、特に効果があるのでおすすめです。

*床ができるだけ見えるように家具を置く
部屋に家具がたくさん置いてあると、圧迫感があり、部屋が狭く感じられます。
そのため、床ができるだけ見えるように家具を置くことで、落ち着いた部屋をつくれます。
部屋が狭い場合などであれば、ソファや椅子を置かず、座椅子を使って床で生活することもおすすめです。
荷物が多い方はこれを機に、場所をとる家具は処分してみてはいかがでしょうか。
逆に家具を置かなさすぎると、殺風景な雰囲気になってしまうので注意が必要です。
また、家具はきちんと整然と置くように心がけましょう。
斜めを向いて配置してしまうと、ごちゃごちゃとしてまとまりのない印象になってしまいがちです。広さに余裕があり余白が多くある場合は別ですが。

*ムードのある照明選び
白色の蛍光灯色よりも、ムードのある白熱灯色を使用することで、温かみのある落ち着いた空間をつくれます。
全てこの照明にしなくても、特に自分がゆっくりリラックスしたい部屋で使用してみてはいかがでしょうか。

今回は、落ち着いた雰囲気の家を建てるためのポイントをご紹介しました。
テーマや色味、質感を統一することで、落ち着いた雰囲気の部屋をつくれます。
落ち着いた家を建てたい方は、ぜひこの記事を参考にしていただけたら幸いです。

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インナーバルコニーについて

2019.01.17

鎌倉で素敵な庭を家につくりたいと考えている方におすすめなのがインナーバルコニーです。
なんとなく聞いたことがあるという方もいらっしゃると思いますが、今回はインナーバルコニーについて説明していきます。

まずはバルコニーがどういったものなのかというと、2階以上の外に張り出した、屋根のない手すり付きの外部空間をバルコニーと呼ぶことが一般的です。
「ベランダと一緒?」と思われる方もいらっしゃいますが、もともとは屋根付きのものをベランダ、屋根なしのものをバルコニーと分けて考えていたようです。
最近では建物に取って付けたような屋根付きのベランダを取付ける家が少なくなりましたので、使い分けもあいまいになってきている気がします。
インナーバルコニーは建物の形はそのままで、本来は内部空間である家の一部が外部空間になっているものです。
ベイバルコニーもインナーバルコニーに含まれることになるでしょうか。
建物の外形は変わらないため、外からの見た目はスッキリします。

使われ方は広さにもよりますが、インナーバルコニーはプライベート性が高いため、洗濯物を干すだけでなく、ガーデンニングやバーベキューなどアウトドアリビングとしての使われ方を想定して設計することが多いです。

インナーバルコニーの特徴は「天候に影響されにくい」ことです。
屋根が深くかかっているため、台風のような強い風が吹かなければ、干した洗濯物や布団が濡れる心配が少ないため、安心して外出できます。

*紫外線対策
洗濯物を干す時に気になるのが紫外線です。
夏は干している間に洗濯物が日焼けしやすいですが、インナーバルコニーには屋根があるため、紫外線の対策をしなくても、洋服の日焼けを防止できます。

*趣味を楽しめる空間を演出できる
ガーデニングや家庭菜園を楽しんだりと、インナーバルコニーでは自分の趣味の空間をつくれます。
またそこに、テーブルや椅子を設置することで、夜には星を眺めながらお酒を飲んだり、リラックスできるプライベート空間を演出できます。
また、休日には机を置いてアウトドアダイニングとして、家族で食事を楽しめます。

このように、インナーバルコニーには、通常のバルコニーにはない利点を持ち、その用途も多岐にわたります。

今回は、インナーバルコニーについてご紹介しました。
インナーバルコニーは、プライベートな外部空間として自然を身近に感じられる場を提供すだけでなく、リビングやダイニングとつなげることで、広がりを演出することもできます。
ぜひこの記事を参考にし、インナーバルコニーを検討していただけたら幸いです。

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家づくりにおける間取り設計のコツ

2019.01.14

「間取りを考える上で重要となるポイントは何だろう」
「自分の感覚で間取りを考えて失敗するのは避けたい」
念願のマイホームでの住まいの間取りは慎重に考えたいものです。
そこで今回は、家づくりで間取りの設計のコツについて解説します。

□家族とのコミュニケーション
住まいは、家族とのコミュニケーションが生まれる場所です。
コミュニケーションを大切にするためには、どのような間取りが適しているのかを考えることも大切です。
例えば、家族が集まりやすい部屋としては、くつろぎの空間であるリビングや食卓を囲むダイニングなどが挙げられます。
まずは、テレビを置く場所やテーブルを設置する場所を想像して、家族がどのような場所でくつろぐのか、家族間の距離間が一定に保たれるかといったポイントを押さえましょう。

□リビングを設置する階
リビングは、設置する階によって、機能や生活様式が大きく変化します。
例えば、2階にリビングを設置する場合は、日光を取り入れやすくなります。さらに、周囲の地形などにもよりますが、外の景色をより遠くまで眺めることができるでしょう。
自然豊かな鎌倉では外の緑や景色を取り込んだリビングをおすすめします。
しかし、階段の上り下りが少し大変になるので、玄関からリビングまでの動線やお風呂などの水回りとの関係性に注意が必要です。

□窓が与える効果
窓は採光や換気、外の景色を見せるといった役割を持ちます。
そして、窓には周囲のスペースに開放感を与える効果もあります。
窓を介して、内と外の関係性をイメージするとより広々とした空間を演出することができます。

□風通しを考えよう
風通しの良い間取りを設計できると、部屋の空気を新鮮に保つことができます。
間取りを考える際は、窓を設置する場所を考えると良いでしょう。
特に、1つの部屋に対して2つの窓が対面している、あるいは、斜めの位置にあるようにすると空気がうまく循環します。
しかし、窓をたくさん設置すると外からの視線が気になってしまったり、外観が美しくなくなったりすることがあります。給気口や換気扇などもうまく利用して空気が循環するように考慮しましょう。

今回は、住まいの間取りを設計するコツをご紹介しました。
ぜひこの記事を参考に、理想の住まい像イメージしてみてください。

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和風モダンな住まいについて

2019.01.10

近年、和風モダンな家づくりが注目されています。
そこで今回は、和風モダンな家づくりについてご紹介します。

□和風モダン
*「和風」・「モダン」のイメージ
皆さんは、和風モダンという言葉からどのようなイメージを連想できますか。
まず、和風という言葉から日本の伝統的な建築様式をイメージしたのではないでしょうか。
深い軒、木の柱や梁、垂木といった構造材がそのまま見え、障子、襖、土壁などからできている住宅などです。
そして、モダンというのは「近代的な」という意味を持っています。
コンクリート、鉄、ガラスなどでつくられた、洗練されたモダンデザインを連想させます。

*相反する和風モダン
和風モダンは、古き良き日本の文化や慣習を連想させる「和風」と、対照的と思われる意味合いの「モダン」両方を兼ね備えた言葉です。
一見矛盾と思われる言葉ですが、モダンで求めた「柱・梁による開放的な空間」が伝統的な日本の建築で実現されていたということで、時代性として相反しながら相乗効果を生み、和風モダンというインテリアが独特なインテリアとして注目されるようになりました。

*和風モダンの効果
和風モダンでは、木を使ったあたたかみのある和風デザインと洗練されたモダンなデザインが混在し、互いに協調します。
例えば、漆喰などの白を基調としたインテリアに無垢材の存在感のあるテーブルとYチェアそしてルイスポールセンのペンダントライト。背の低い大型ソファとガラステーブル、木の扉や障子、格子など和を感じさせるインテリア要素が組み込まれているようなリビングダイニング。
これは、和風とモダンが互いに協調しあっているため、一種の和風モダンと言えます。
この場合、白をメインカラーとしたお部屋から明るく清涼感を味わうことができ、和のインテリア要素から落ち着きのある雰囲気を演出できます。さらに大きく開いた窓から、深い軒の先に緑濃い庭園が見えたりすると、凛とした佇まい雰囲気の家になります。

今回は、和風モダンについてご紹介しました。
和風モダンはご年配の方にも受け入れやすく、終の棲家や二世帯住宅を考えている方にはよいかもしれません。
家づくりをされる際は、ぜひこの記事を参考に、和風モダンなデザインも考慮してみてはいかがでしょうか。

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冬暖かく夏涼しい家づくりについて

2019.01.07

「夏の暑さや冬の寒さに悩まされる生活はしたくない」
「冬暖かく夏涼しい、そんな快適な住まいで暮らしたい」
このように考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、季節を問わず快適に暮らせるような家づくりについてご紹介します。

□断熱
室内の温度は外気温の影響を受けることによって変化します。
冬は外の気温が室内の気温より低いため、室内の暖かさが次第に失われていきます。
夏は日射熱などの輻射熱によって室内の気温が上昇します。
そこで、室内の暖かさ涼しさを保つために重要となるのが断熱です。

*断熱材
住まいの断熱性能を高めるために断熱材を使用します。
断熱材は、熱が伝わりにくい素材でできています。
外壁、屋根、外気に接する床などに断熱材を充填することで、室内の熱を逃げにくく、外部の熱を入れにくくすることで、室内の気温を一定に保つことができます。

□気密性
ここで抑えておきたいポイントが、気密性です。
気密性とは、家の隙間がどれだけ少ないかを示す指標のことを指します。
断熱性能を高めれば高めるほど、部屋の熱は失われにくくなりますが、建具や壁などに隙間ができてしまうと、そこから熱が逃げてしまうからです。

□高気密高断熱住宅
気密性と断熱性に優れていて、一定の基準を満たした住宅を高気密高断熱住宅と言います。
高気密高断熱住宅では、優れた断熱性によって家の外と中との熱の移動を遮断します。
さらに、高い気密性によって家の外からの空気の流入を防ぎます。
これによって、夏は涼しく冬は暖かい快適な住まいが実現できるのです。

*省エネルギー
高気密高断熱住宅は気密性と断熱によって家の熱を逃がしません。
そのため、冷暖房の稼働を必要最小限に抑えることができます。結果として、エネルギー効率のいいエコな住まいが実現できます。

*換気
高気密高断熱住宅は気密性が高いため、室内の湿度が高まりやすくなる傾向にあります。
そのため、定期的に換気を行う必要があります。
換気効率を高めるためにも、窓の配置を考慮した間取りの設計が必要です。

今回は、高気密高断熱住宅についてご紹介しました。
冬は暖かく夏は涼しくなるような家づくりの参考にしてください。

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